生産機械システム技術科~生産ロボットシステムコース(標準課題実習)について~
こんにちは。生産機械システム技術科です。
本日は生産ロボットシステムコースを選択した学生が取り組んでいる標準課題実習の様子を紹介します。課題紹介に入る前に産業用ロボットの説明を少しします。産業用ロボットは人間の腕のような形をしており、その部分をマニピュレーターと呼びます。マニピュレーターの先端にはワークの形状に応じて、掴むために最適な機能を持ったハンド等を取りつけます。産業用ロボットは自動化するための重要なツールではありますが、産業用ロボットと併せてベルトコンベアなどの周辺装置をどのように構築するかによって、自動化の作業効率が大きく変わります。よって、当科の今回の生産ロボットシステムコースの標準課題では、産業用ロボットを用いて自動化を効率的に行うため、周辺装置としてワークを一定の位置で供給できるワーク自動供給装置と基板検査の合否により、基板の仕分けができる仕分け装置を構想しました。周辺装置は、設計、部品の調達、加工、組立、 調整・制御の過程を経て完成しています。
下の写真は完成した周辺装置と完成装置を教員に対し、説明をしている学生の様子になります。落ち着いて説明をしており、分かりやすい説明になっていました。
ワーク自動供給装置
次の段階では産業用ロボットと周辺装置を連携させます。生産電気システム技術科など他科との確認も必要になります。
今後の連携に向けた取り組みも期待しています。引き続き、安全作業で取り組んでください。