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総合制作テーマ発表会と技能検定

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 こんにちは、生産技術科(募集名:生産機械技術科)です。今回は、 7 月 28 日に行われた2年生の「総合制作テーマ発表会」の様子と、 7 月 30 日に行われた1年生の「技能検定」の様子をお届けします。   まずは2年生の「総合制作テーマ発表会」から、今年度のテーマは「スマートボールの設計・製作」、「パミスセパレータの設計・製作」、「野菜自動包装機の設計・製作」、「ピッチングマシンの設計・製作」、「ミニッツリピーターを用いた機械式時計」の計5テーマとなりました。 1つ目は「スマートボールの設計・製作」、イベントなどで学外から遊びに来る子供たちを楽しませるため、今あるスマートボールよりも面白くオリジナリティのあるものを今の技術を活かして制作するテーマです。 2つ目は「パミスセパレータの設計・製作」、こちらは昨年からの継続テーマとなっており、 浜辺の軽石問題を改善するため軽石とそれ以外のものを選別する装置になります。昨年の反省点を活かし、より多くの軽石を早く処理できることを目指すテーマになります。   3 つ目は「野菜自動包装機の設計・製作」、こちらは企業からのご依頼で決まったテーマになります。手作業で行っている野菜の袋詰めを自動化する装置の制作を行うテーマです。 4つ目は「ピッチングマシンの設計・製作」、制作するにあたり必要となる空気圧制御や今まで学んだ技術や知識を活かせるテーマであり、 子供たちに野球に興味を持ってもらうために制作するテーマになります。  5つ目は「ミニッツリピーターを用いた機械式時計」、時計の正確な周期を保つ仕組みや、電子制御や電源を必要としないなか時刻を音で伝える方法に魅力を感じ、実際に制作するテーマになります。   どのテーマも面白いものばかりです。これから完成まで、担当される先生方と一緒に力を合わせて皆さん頑張りましょう。    続いて1年生の「技能検定」の様子です。 入校して直ぐに始まった技能検定の練習が終わり、8月2日(火)「技能検定 機械加工職種3級」の試験本番を迎えました。 旋盤・フライス盤ともに、加工時間2時間以内を目標に加工を行います。加工精度は0.01mmで、厳しい精度で図面の寸法指示に従って製品を加工します。 次は技能検定2級合格も頑張ってください。

電子情報技術科の体験実習

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  こんにちは。 電子情報技術科の天野です。   先日、オープンキャンパスがありました。 台風の影響で延期になったにも関わらず、多くの方に来ていただきました。 その中で、電子情報技術科では「 組込み 」と呼ばれる技術を体験していただきました。   電子情報技術科では組込み制御技術を学びます。組込みとは電子機器をマイコンと呼ばれる小さなコンピュータを用いて、コントロールする技術です。コンピュータシステムが「組み込まれる」ことから、組込みと呼ばれています。 この、「組込み」と呼ばれる技術には、2種類の技術が関わっています。   一つ目は電子回路です。電子回路を通じて、センサーの情報を取得したり、結果を表示したりします。 体験授業の電子回路 二つ目はプログラムです。マイコンはプログラムに沿って動作するので、マイコンを用いて電子回路をコントロールするためにはプログラムが必要です。 体験授業のプログラム そこで、電子情報技術科の体験授業では、 ①      電子回路を組み立てて ②      プログラムをマイコンに転送し ③      LED を光らせる という内容を体験していただきました。 L チカとも呼ばれるものです。 他にも、ボリューム(つまみを回すタイプの入力装置)を用いて緩やかに明るさを変化したり、LEDを複数、用意して光らせたりと、回路やプログラムを変更しながら、組込みを体験していただきました。   思ったように動かいない、というトラブルに見舞われた方も多くいらっしゃいました。組込みではプログラムが悪いのか、回路が悪いのか、見極める必要があります。   体験授業を通じて、動作した時の楽しさと、動作するまでの大変さを、知っていただけたら嬉しいです。   将来、 IT 業界、もしくは組込み業界に進みたいと考えている方は、ぜひ、電子情報技術科にお越しください。     以上、電子情報技術科の天野でした。