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共同研究について ~黒糖カチ割り装置の製作~

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こんにちは。援助計画課です。   今回は企業との共同研究についてお伝えします。 沖縄能開大では毎年地域の企業の要望に応えて、実際に使われる機械やシステム等の製作に取り組んでいます。応用課程の2年生は、この研究に開発課題として約 1 年かけて携わっています。学生の皆さんにとっては、普段の授業内容をより実践的な場で学びながらものづくりができる貴重な時間であるといえます。   今回ご紹介するのは、「黒糖本舗垣乃花」様と共同研究として取り組んでいる「黒糖カチ割り装置の開発」についてです。 皆さんも馴染み深いカチ割り黒糖は、大きな塊の黒糖を割って製品の状態にする作業をすべて手作業で行っていて、非常に重労働です。これを自動で行う装置の製作に向けて、生産機械システム技術科と生産電気システム技術科の学生がチームを組んで研究しています。   上記の写真は現在使われている器具で成形した黒糖です。   現在は、一度提案に基づいて基本仕様や設計を行っている段階です。それから協議を重ね、装置の試作と詳細設計を行っていきます。   7 月 9 日に行われた報告会の様子をお伝えします。 垣乃花の担当者の方に、 3 次元モデルで現在の構想案をお見せし、機械科、電気科双方の観点から説明をしています。   上図が黒糖カチ割り装置のモデルです。 モデルが図解されることでより解説が分かりやすく、 3 Ⅾなので各方面から見ることができて複雑な部分もイメージをつかみやすかったです。   事前に工場見学に伺い、生産現場の課題を確認したうえで、自分たちで実験を行った際に得られた着想や課題点を踏まえた提案をしているのがよく分かりました。 例えば、女性社員の方が多い現場だということで、機械の重量に気をつけ、材質を軽いものにし、キャスターをつけて動かしやすくするなどの提案を行っていました。 企業の方からは、「みんなの柔軟な発想で難しい部分にもチャレンジしてもらいたい」とのお言葉をもらっていました。   まだ試作の段階ですが、これから実験を繰り返してより良い製品が完成することを期待しています!皆さん頑張ってください! 【援助計画課 Y.M.】