第6回沖縄海洋ロボットコンペティションの結果について

 

こんにちは。生産電子情報システム技術科です。

今回は、117日と8日の2日間において、宜野湾新漁港で開催されました「第6回 沖縄海洋ロボットコンペティション」の大会に、当科の開発課題実習のメンバーが参加しましたので、その結果についてご紹介します。

今年で第6回目の開催となるこの大会とは、人間の操作を必要とせずに自律航行が可能な自律型無人探査機【AUV】、人間の遠隔操作による遠隔操作無人探査機【ROV】および知能・計測チャレンジの3つの部門で行われました。

AUV部門とは、スタート地点から往復約100mのコースを潜水航行や海上航行を繰り返して走破する競技内容です。海上では、風や波など天候に左右されることも想定し、軌道修正が可能な制御を9軸センサとカメラによって改良した点が今年の海洋ロボットの特徴です。


AUV機体の外観

ROV部門とは、海中の競技エリア内に設置された4つの目標物(QRコードや番号表)をロボットに搭載したカメラで読み取り、得点を獲得する競技内容です。また操作は、遠隔による操作となるので、速やかに目標地点へ向かい、カメラで目標物を捉え続ける必要があります。そのため、遠隔操作時の応答性や機動性を考慮し、AUVよりも小型でかつ、モータの出力を強化した機体の製作が今年の海洋ロボットの特徴となります。

出走順抽選の様子

競技直前の機体最終チェック

AUV競技スタート直前(スタンバイ状態)

AUV競技(海中航行)


ROV競技スタート直前

ROV競技(目標物の探索)




 今年の成績は、AUV部門で【優秀賞(2位)】、知能・計測チャレンジ部門(ROVタスク)で【敢闘賞】を受賞しました。残念ながら、昨年度の成績を超えることはできない結果となりましたが、この大会では、新たに「知能・計測チャレンジ部門」へ挑戦したこと、海洋ロボットの機体調整等に放課後遅くまでメンバーと取り組んだことなど貴重な経験を得ることができました。今回の結果を振り返り、良かった点や改良すべき点などをまとめた資料作成に今後取り組んで、来年は後輩たちがリベンジできることを期待したいと思います。

最後に第6回沖縄海洋ロボットコンペティション大会の競技運営に関しまして、ご尽力された関係者ならびに大会に参加した皆さま、大変お疲れ様でした。

【参考】沖縄海洋ロボットコンペティションのWebページ(外部サイト)

 

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