生産技術科とは...科の紹介
【生産技術科】
2020.2.14
こんにちは。今週は、専門課程 生産技術科(機械ものづくり系)から新年1回目のブログです。
いつもは生産技術科のキャンパスライフ(学校生活)を主にお伝えしていますが、今回は「生産技術科ってどんな科?」と思っている方も・・・・もしかしたらいらっしゃるかもしれませんので、お伝えしたいと思います。
まず生産技術科の「生産技術」と言われると範囲が広く、わかりにくいかと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、みなさんの身近で便利なものを想像してみてください。
例えば、
・目的地に行くまでは乗り物に乗ることありますよね。
自動車・バイク・飛行機など・・・。
・健康診断や病気した場合、病院に行きますよね。
注射器、針、レントゲン、医療機器など・・・。
・家の中では、様々な家電を使いますよね。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機など・・・。
・友達とコミュニケーションとるのに欠かせない通信機器ですね。
スマートフォン、パソコンなど・・・・。
・運動したりしますよね。
バスケットボール、ラケット、ネットなど・・・・。
どれも生活を豊かにする道具、生活に欠かせない道具ばかりですが、その製品は生産技術科で学ぶ「ものづくり」の技術が多く活用されています。よって、生産技術科を卒業した学生の多くは、ものづくりエンジニア(技術者)として生活に欠かせない製品の製造に関わっています。
では、どんなことをするかというと、もの(製品)ができるまでの一般的な流れは、
①機械設計・製図
→ ②部品加工
→ ③精密測定・検査
→ ④部品組立
→ ⑤電気制御
となり、それらすべてが生産にかかわる技術(生産技術)になります。
生産技術科のカリキュラムに当てはめると・・・・。
①機械設計・製図、3D CAD/CAM
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[3D CAD] |
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[3D CAM] |
最近の設計はPC(パソコン)を使用することが多く、機械系では特に3D CADを使用する企業が増えています。ゲーム機も3Dが多くなっていますが、世の中なんでも3D(立体)ですね。
②部品加工
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[フライス盤] |
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[旋盤] |
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[NC工作機械] |
加工部品を作成する際、ハンドルを使用して部品を作成することもありますが、最近の加工はPC(パソコン)が内蔵された工作機械(NC工作機械)を使う企業が多いです。加工もPC使用するのですね。
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[精密測定] |
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[精密測定] |
部品が完成したら、精度確認のため部品測定を行います。航空部品や自動部品の精度は、0.001mm(1ミクロン)を測定しますが、例えるなら0.001mmは、髪の毛1本の直径より細く、紙1枚の厚みより薄いくらい非常に精密です。
④部品組立
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[部品組立] |
製品にするためには、部品を組み立てる作業があります。図面通りに様々な道具を使って組み立てるため、道具の名前や使い方、図面が理解できることなど、多くの技術を必要とします。
⑤電気制御
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[無接点シーケンス制御] |
製品を動かすには部品を制御する必要があり、主に電気を使って制御することが多いです。また電気制御はPC(パソコン)を使って回路図を作成し、様々な動きを作ります。身近なもので例えるとエレベータなどがあり、ボタンによってエレベータが到着、階数のボタンを押せば目的の階に移動します、その動きが電気制御です。
以上、簡単ですが生産技術について説明しました。やってみたくなった方いませんか?また、「難しい?」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、幼稚園・小学校・中学校などで「ものづくり楽しかったなぁ」と感じたことのある方は、「とても楽しい」と感じる科だと思います。オープンキャンパスも定期的にやっていますので、ぜひ沖縄職業能力開発大学校へお越しください。それでは、またお会いしましょう。
【 生産技術科 K.M 】