住居環境科の総合制作実習の作品を紹介

こんにちは。今回は昨年度の住居環境科の総合制作実習の作品を紹介します。
沖縄職業能力開発大学校の東門を入ると正面に赤瓦で出来た門が見えます。この門は3月に卒業した学生が「中城御殿の正門復元」をテーマに行った1/2スケールの製作物です。


中城御殿とは、次の琉球王国の国王となる世子が暮らした邸宅で、17世紀前半に現在の首里高等学校敷地内に創建され、二百数十年間、世子殿の役割を担った建物です。その後、1875年に沖縄県立博物館跡地に建設・移転され1945年に焼失した首里を代表する建物です。





貴重な建物に触れたい、復元してみたいという思いから、古写真*1をもとに寸法を解析し、住居環境科の学生4人で門の製作に挑戦しました。こちらが施工中の風景です。複雑な形状の部材を加工したり、職人さんに教えてもらいながら赤瓦を葺いたりと色々な経験をし、完成することが出来ました。





沖縄職業能力開発大学校に来た際には是非見てください!
*1旧中城御殿関係資料集より引用

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